Cルート・上級『温泉ホテル~大島公園』

滞在時間の余裕があれば、伊豆大島の大自然の象徴「裏砂漠」のトレッキングも楽しもう! 裏砂漠をサイクリングと合わせて楽しむには元町港を出発し、大島温泉ホテルまでのヒルクライム(最大標高498m)に挑むことになるため行程は大変だけど(初心者は電動アシスト自転車のレンタサイクルがオススメ)、目的地だけでなくルート途中の自然の変化を、すべて味わうことができるため、火山島ならではの雰囲気を、ふんだんに楽しめる。このルート後半の動物園、波治加麻神社、泉津の切り通しもぜひ寄りたい。

①裏砂漠はトレッキングで楽しもう

アウトドア好きならば一度は足を運んでみたい伊豆大島・裏砂漠は、黒く細かい火山岩で覆われた、日本で唯一の砂漠としても知られているエリアです。ここは自転車での乗り入れが禁止されているので、登山口などで自転車を止めてからトレッキングを楽しもう。オススメは大島温泉ホテル側から始まる「温泉ホテルルート」。森のルート“再生の一本道”から、岩場が広がる“ジオ・ロックガーデン”、そして裏砂漠へと、自然が変化している様子を段階的に感じていくことができます。

裏砂漠/裏砂漠について

②自然の景観を生かした癒やしの動物園

無料で入ることができる昭和10年開園の動物園。溶岩の地形をそのまま生かした自然溢れるレイアウトが魅力で、動物たちのとの距離が近く、ふれあいができる小動物コーナーも楽しい。サイクリング途中で癒やしの時間などもいかがですか?

東京都立大島公園 動物園/大島町泉津字福重3号/東京都立大島公園 動物園について

③杉に囲まれた苔絨毯の参道を歩こう

森の中に美しい苔が広がる波治加麻神社(はじかまじんじゃ)。入り口脇に自転車を止めて進むと現れる、まっすぐな杉の大木に囲まれた苔の絨毯状の参道は、どこか神秘的で凛とした雰囲気を感じることができ、苔好きや森林好きにもたまらないスポットです。アクセスは大島一周道路から一本内側に入った旧道沿いとなるので、走って行きすぎないよう、ご注意を。

波治加麻神社/東京都大島町泉津48/波治加麻神社について

④大木の根&苔壁のフォトジェニックスポット

2本の大木の、むき出しの根が苔の壁を這う独特な景観の「泉津の切り通し」は、伊豆大島の中でも人気の高いフォトジェニックスポットの一つです。一緒にサイクリングしている人や、愛車を並べて写真を撮りたいポイントです。こちらも波治加麻神社と同様、大島一周道路沿いではなく、脇の道沿いとなるので、行きすぎないよう注意してください。

泉津の切り通し/大島町泉津 都道208号線沿い/泉津の切り通しについて

⑤イートインスペース完備の洋菓子店

サイクリングをしているとスイーツを味わいたくなる! そんなときに寄りたいお店「シャロン洋菓子店」。島の食材を使用したオリジナルの洋菓子がたくさん並び、サイクリング途中でも併設されたイートインスペースで食べることが可能。店外にはサイクルスタンドも完備しています。

シャロン洋菓子店/大島町元町地の岡65-236/シャロン洋菓子店について

 今回のルートマップ

伊豆大島最大の絶景エリア「裏砂漠」を味わいたい方にオススメの上級者向けルート。高低差約500mmの上りがあるため、時間に余裕を持って挑もう。もしも初心者ならば迷わず電動アシスト自転車をレンタルしよう。上りきったところにある大島温泉ホテルからは1時間半ほどのトレッキングも合わせて楽しみたい。旅の日程に余裕があれば、大島温泉ホテルで一泊するのもオススメだ。

Aルート・初級

サンセットパームライン~空港周辺
海沿いの絶景の道「サンセットパームライン」と、空港周辺を走るルート。その名の通りの美しい夕暮れを眺めながら走り、運が良ければ富士山も見ることができる。高低差も少なく、道にも迷いにくいため初心者にオススメで、時間に合わせたアレンジもしやすい。島滞在時、少し時間が空いたというときも、このルートを元に走ってみよう。

◯距離:約12km
◯最大標高:47.8m
◯想定時間:1.5~3時間
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Bルート・中級

元町港~砂の浜
自然の迫力を感じることができる「地層切断面(通称:バームクーヘン」)や、黒い砂浜「砂の浜」を巡るルート。高低差があるため、時間に余裕を持って走ることが必要。もっと走れるという人は、約7km先の風光明媚な港町「波浮」まで足を運ぶのもオススメだ。「となりのトトロ」や「もののけ姫」に出てきそうな苔と大木がある「大宮神社」にも立ち寄ろう。

◯距離:約16km
◯最大標高:127.4m
◯想定時間:約3時間
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