伊豆大島Family Trip

見て、触って、感じて、味わう。みんなが笑顔になれる家族の旅

海、森、山、温泉・・・。都心からわずか1時間45分で、驚くほどの大自然へとトリップできる。
それが伊豆大島の魅力のひとつです。

もちろん、魅力は自然だけではありません!島内には、博物館や資料館などの文化施設も充実。夏休みの自由研究には最適ですし、星空の美しい秋冬に訪れるのも素敵です。

子どもは子どもらしく、大人は童心にかえって、伊豆大島の大自然と文化を心とカラダで満喫しちゃいましょう。

今回のタイムスケジュール

1日目

竹芝客船ターミナル到着

珍しい船旅に、子どもだけでなく大人もワクワクです。
近くにはコンビニが、ターミナル内には売店もあります。

駐車場割引サービス

竹芝客船ターミナル付近の駐車場には客船利用者向けの割引サービスあり。上手に活用しましょう。

駐車場情報

高速ジェット船出発

波の影響を受けにくい水中翼船なので、それほど揺れません。
シートベルトは必ず着用してくださいね。船酔いの心配な方は、予め酔い止めを服用すると◎

船の情報(東海汽船HP)

船に乗ること1時間45分。あっという間に伊豆大島に到着!島ならではのエネルギーを感じます。

ちなみに船が発着する港は元町港と岡田港の2カ所。天候や風向きによってどちらの港か決まります。
到着した港と違う港から出発になることもあるのでご注意を!

※出発港は朝7時30分に決定しますので宿の方に必ずどちらの港から船が出るか確認してください

就欠航情報・入出港地

東京発の高速ジェット船の就欠航については専用電話でもご案内しております。
お出かけ前にご確認ください。

03-3433-2101
(受付時間6:00~8:00 早朝のため、お間違えのないようにお掛け下さい!)

また、当日の入出港地については、東海汽船サイト内「本日の運航状況」または電話で確認できます。

04992-2-5522
(受付時間7:30~ 大島最終便出港まで)

レンタカー

島内を自由に移動するにはレンタカーが最適!早めの予約をオススメします。
(釣りをする場合は車種が限定されることがあるので、予め問い合わせが必要です)

島内レンタカー

天気がよければ、まずは海へ!
岡田港近くの日の出浜は砂浜と岩場があるので、海水浴や磯遊びが楽しめます。季節を問わず、磯にはカニ、ヤドカリ、小魚など、さまざまな海洋生物を見つけられます。磯遊び用シューズ、網、バケツなどがあると便利ですよ。

大島の海水浴場

伊豆大島の海水浴場には、すべてトイレ&シャワーが完備されています。
こういう配慮も、親子連れには嬉しいですね!

オススメ海水浴場

伊豆大島で釣りデビュー

釣りをしたい!という方は地元の釣具屋さんへ。磯遊び用の網やバケツを扱っているところも。
釣具を貸してくれるお店もあります!

釣具屋情報

たくさん遊んでお腹もぺこぺこ。子ども連れに嬉しいのは、メニューの豊富なお店。

今回行ったのは元町にある『寿し光』
美味しいお寿司はもちろん、シーフードピザや定食もあるので、お寿司が苦手なお子さんも大丈夫です。

他にも島内食材が食べられるオススメ飲食店情報はコチラ

オススメ飲食店

お腹がいっぱいでも、デザートは別腹ですね!ガラスケースに並ぶ彩り豊かなアイスクリームの数々に、どれにしようかと迷ってしまいます。「トリトン」のアイスクリームはすべての材料にこだわり、ひとつひとつ手作りされているから、小さなお子さんでも安心して食べられます。
おすすめは、伊豆大島で放牧されている牛のミルクを使用したミルクアイスや、大島名物アシタバのアイスクリームなど

トリトン

島内ドライブ

「大島一周道路」をドライブしながら火山島ならではの絶景ポイントを巡ります。
一周約50km。信号が少なく(島内に6カ所だけ!)車も少ないので渋滞知らずで快適ドライブを楽しめます。

※島内の道路には歩道がほとんどありません。自転車や歩行者に十分注意して安全運転を心がけましょう!

通称バームクーヘンとも呼ばれる地層の切断面は、150万年前からの幾度にも渡る三原山の噴火によってできたものと言われています。
小学生のお子さんがいらっしゃるご家庭では、絶好の研究対象となりそうですね!

ここから一望できる波浮港は、その昔噴火口に雨水がたまり池になっていたのが、江戸時代の大地震で海と繫がり、その後開拓されて港になったもの。
港周辺は昔ながらの木造の建物が立ち並び、明治、大正、昭和の文化人達が多く訪れた場所としても有名なんですよ!

海のなかにポツンと、筆の穂先のような島が「筆島」です。ここは200万年程前は火山活動の活発だった場所なのだそう。
海中からの高さが約30m程ある筆島は、その火山の火道で固まった溶岩が浸食によってできたと考えられているそうですよ。

伊豆大島の動物園は、子どもはもちろん、大人も十分楽しめる穴場的スポットです。
広々とした敷地内で、自然に近い状態で飼育されている動物たちはみないきいきとしていて、でもどこかのんびりな雰囲気(笑)

緑豊かで、眺望も素晴らしい動物園内は、多少のアップダウンはあるものの、小さなお子さんでもじゅうぶん歩けますので、お弁当やおやつを持って、一日のんびり過ごすのもおすすめです!

大島公園動物園

日本にも砂漠があるんですよー。実はこの「裏砂漠」、国土地理院の地図では国内で唯一「砂漠」と表記されている場所なのです。
その幻想的な光景に、子どもたちは喜び勇んで走り回り、大人はただただ感動。
大島一周道路「大砂漠」から徒歩で20分ほど。

※レンタカーで砂漠内に入ることができませんのでご注意を

今回お世話になったのは「大島温泉ホテル」。島内にある宿泊施設のなかで、もっとも三原山に近い場所に立地しているということもあり、ホテルの窓一面に広がる雄大な景色は、息をのむほど見事なもの。

早めにチェックインを済ませ、明るいうちにお風呂に入るのがおすすめです。露店風呂からの眺めは圧巻!もちろん朝風呂も最高です。

伊豆大島の宿

旅のスタイルに合わせて、ホテル、旅館、ペンションなどが選べます。

宿泊情報

夕食

さあ、待ちに待った夕食。この日のメインは、子どもたちも大喜びの「椿フォンデュ」。串刺しされた野菜、シーフードなどを、椿油を贅沢に使った油で揚げます。自分たちの手で揚げたアツアツの串揚げは、どれも最高!野菜が苦手なお子さんでも、自分の手で揚げた野菜なら食べられちゃうから不思議です。オレイン酸が豊富な椿油はヘルシーですし、たくさん食べても胃もたれしづいらいので、パパママにとっても嬉しいですね。

※お子さま用メニュー有り。アレルギー対応などは事前にホテルにお問い合わせください。

星空観賞・卓球

晴れた日には、満天の星空を見ることができるというこちらのホテル。ホテル各室には星座早見盤が備え付けられていて、希望者にはVixen社の望遠鏡も無料で貸してもらえます。フロント前の本棚には星の図鑑や絵本も!
小学生のお子さんのいらっしゃるご家庭には、何とも嬉しい配慮ですね。

天気が悪くて星空を見られない日でも大丈夫!大浴場近くに卓球台が設置されているので、家族で卓球を楽しむことができますよ(これが以外に大盛り上がりなのです!)。

クワガタ獲り

7月後半~9月いっぱいまで、クワガタ獲りを楽しむことができます!
伊豆大島には、一般的にクワガタが集まると言われるクヌギの木が少ないのですが、島内に生育するヤシャブシの木(特に若い木)にも集まるのだそう。夜行性なので、夕方から朝方獲りに行くのがオススメです。地元(宿)の人に聞けば、その周辺のポイントを教えてくれるかもしれませんよ!

2日目

朝食

おはようございます!絶景を眺めながらいただく朝食は格別です。オススメは大島の明日葉を使った「明日葉ドリンク」。この一杯で健康になれそうです!しっかり食べて2日目も楽しみま~す。

お天気が問題なければ、ぜひ三原山へのトレッキングへ!
本格的な登山靴でなくとも大丈夫ですし、お子さんの年齢に応じて、さまざまなルートを一緒に歩くことができます。小さなお子さんがいらっしゃる場合は、散策路の途中(溶岩付近)へ行くだけでも三原山の大自然を満喫することができますよ!

登山道入り口脇の「ジオパーク展」(土日開催)では1986年の噴火の様子や大島の火山の歴史について親子で学べます。

ジオパーク情報

お天気が悪いときでも楽しめるスポットが「伊豆大島火山博物館」。地球のエネルギー火山について学ぶことができる世界にも数少ない火山専門の博物館です。
三原山をはじめとする世界の火山について、数々の展示やシミュレーターカプセルによる地底探検などから楽しく学ぶことができます。
小学生のお子さんをお持ちの方は、自由研究にもおすすめですよ!

火山博物館情報

たくさん歩いたあとは、美味しいご飯が待っています!

この日の昼食は、元町の大島支庁近くにある、地元の方にも人気の「紀洋丸」。豊富なメニューとパパも大満足のボリュームで、家族連れには嬉しいお店です。

お子様ランチもあります。

伊豆大島に来たならば、文化に触れたい、体験したい!
ということで、パパと子どもたちはふるさと体験館で「御神火太鼓(ごじんかだいこ)」を体験。
大島御神火太鼓は、大島のシンボルでもある「三原山」の噴火をテーマとした太鼓です。
菊池先生のご指導のもと、挨拶にはじまり挨拶に終わる、神聖なひととき。
子どもたちも神妙な面持ちで、先生の一挙手一投足に見入り、それぞれができる限りの力を出して頑張りました。体験後の子どもたちは「とっても楽しかった!」と満面の笑み。普段とは違う体験が、子どもたちの糧になること間違いなしです。

※要予約/1名につき60分¥1,620(小学生以上)/2名より受付

「ふるさと体験館」では他にもさまざまな体験が可能です。
詳しくは、HPをご確認ください。

ふるさと体験館

帰りの船の出発時間まで余裕があれば「シャロン洋菓子店」のカフェスペースでおやつタイムはいかが?
島の食材を積極的に使用したオリジナリティ溢れるスイーツが並びます。大人気の“大島牛乳プリン”や“大島たまごケーキ”は売り切れの可能性があるのでお早めに!
溶岩の形をしたクッキーはお土産にもオススメです。

シャロン洋菓子店

出帆港へ

楽しかった旅も終了。伊豆大島に別れを告げ、たくさんの思い出とともに家路へと。
早めに港に到着した際は、お土産を選んだり、足湯(元町港のみ)でリラックスするのもおすすめですよ。

帰りの船のなかは、みんなグッスリおやすみタイム。明日からまた頑張ろう!!

Writer

富岡 麻美
フリーランスライター/コーディネーター

二児の母。大手企業数社でのアシスタント、秘書を経て、ソーシャルビジネスに興味を持ち、さまざまなNPOの活動に参画する。
出産を機にフリーランスへと転向し、“social-slow lif-education-WLB”などをテーマに年間70件以上取材・執筆。
現在では企業・個人事業主のブランディングやPRサポートなども手がける。