伊豆大島で気軽に仕事がはかどるコワーキングスペース『WELAGO』

2023年5月18日、コワーキングスペース「Izu-Oshima Co-Working Lab WELAGO（ウェラゴ）」がオープンしました。施設内にはWi-Fiや電源が完備されているのはもちろん、最新の設備や什器が整い、快適なワーク環境を実現しています。リモートワークはもちろん、個室こそないがZoom等のWEB会議ツールを使ったテレカンも周囲の利用者に迷惑のかからない範囲であれば可能なのでテレワークにも最適です。

今回はそんな伊豆大島の新たなスポットであるIzu-Oshima Co-Working Lab WELAGOについてご紹介します。

施設概要

所在地	東京都大島町元町字下高洞669-2
利用時間	平日 9:00−18:00
休館	土日祝、年末年始など
利用料金	無料（予約不要）
ワークスペースの種類	コワークスペース（個室なし）
席数	24席
Wi-Fi	有り
電源	完備（壁コンセント・床コンセント・モバイルバッテリー）
灰皿・喫煙所	室内禁煙
貸出備品	プロジェクター＆スクリーン、モバイルバッテリー
駐車場	無料駐車場有り
駐輪場	有り
セキュリティ	荷物預かりOK
トイレ	男女別公衆トイレ有り

＊利用者が多く満席の場合もありますので、当日利用できるかどうか心配な方は事前にお電話にてご確認ください。また、当日に限りご予約が可能となっております。当日、お電話にてご予約いただくか、アプリ「droppin 」よりご予約ください。

TEL：070-2022-8240（営業時間中のみ）
営業時間：9：00～18：00（平日のみ）

HIDARITEスペース

用途に応じて使い分けが可能な2つのスペース

WELAGOは大きく2つのスペースに分かれています。

建物正面から見て左手のスペース（通称「HIDARITE」）はWELAGOを訪れた利用者を迎える受付カウンターが設けられていて、こちらでスタッフによる施設案内や各種コンテンツ案内、利用者のサポートを行っています。ワークスペースとしては可動性の高い什器を設置するなど、フレキシブルな空間利用ができるように工夫されています。また、電源の供給源として、様々な接続端子に対応したモバイルバッテリーが用意されているので、お好きな場所で仕事に集中することができます。

注目は大画面スクリーンを通じて東京大手町のオフィスラウンジ「OTEMACHI KORTO」とWELAGOとの間を常時接続させたコミュニケーションツール「tonari」です。こちらのツールを活用することで、東京の中心地である大手町と伊豆大島との間でリアルタイム且つ等身大でのコミュニケーションを行うことが可能となります。今後、2つの場所を繋いだイベントやセミナーの開催など、場所を超えたコミュニケーションの可能性に期待がふくらみます。

常時大型モニターを通じてコミュニケーションがとれる「tonari」

一方、右手のスペース（通称「MIGITE」）は一際目を引く印象的なアートが壁一面にあしらわれた洗練された落ち着きある空間となっていて、リラックスして仕事が行えるスペースです。ゆったりくつろげる大きなクッションを設置した小上がりスペースも用意されているので、例えば、仕事がひと段落して休憩したいときにも最適です。スペースの中央には大きなテーブルが設置されているので、企業や団体の会議にも活用できます。

そして、WELAGO周辺の自然豊かな環境を直接感じることができる屋外スペース（通称「SHIBAFU」）には、天候の良い日やイベントに合わせてキャンプギアを設置して、開放感あふれる環境の中でミーティングや作業を行うことができます。例えば、WELAGO主催のイベントでは、焚き火台を設置して炎を囲みながら参加者同士コミュニケーションを深めたり、共通の話題に対してアイデアを深めるなど、チームビルディングに大きな効果を発揮しています。

無料が嬉しい！コワーキングスペース

こちらの施設、コワーキングスペースとしての一般利用はなんと無料！
利用可能時間は平日の9:00〜18:00（土日祝日は休業、夏季休業および年末年始休業あり）です。
ワーケーションの新たな拠点として、そして大島をより様々な角度から楽しむためのスペースとして是非活用したい場所です。

活火山が織りなす絶景を楽しむトレッキング

例えば、大島での1日の過ごし方を考えてみましょう。
午前中は伊豆大島ジオパークが誇る絶景が楽しめる三原山トレッキング や離島の美しい海を堪能すべくスキューバダイビング を楽しむといった島ならではのアクティビティを満喫したあと、午後はWELAGOでワークする。

もしくは、午前中にWELAGOでしっかりワークしてから、午後は島の南端の地域であるノスタルジックな雰囲気や新しいお店が続々と生まれている話題のスポットである波浮港へ散策 に出かけたり、元町港近くの海岸線の美しい絶景が続くサンセットパームライン でジョギングやサイクリングを楽しむなど、充実した過ごし方ができそうです。もちろん、1日WELAGOでしっかりワークして、翌日は島のアクティビティを思う存分楽しむ、といったように丸一日それぞれに費やすのもよいでしょう。

ノスタルジックな町並みや個性的なお店が楽しい波浮港地区

島内には御神火温泉や浜の湯といった温泉施設 もあるので、ゆっくり体を癒す環境が整っているのも魅力です。大島のメリハリの効いた新しい楽しみ方として是非、WELAGOでのワークタイムを取り入れてみてはいかがでしょうか？

ちなみに、コワーキング利用の際に、WELAGOではワークスペース検索・予約サービス「droppin 」を利用して利用者のチェックイン・チェックアウトの管理を行っています。事前にdroppinのアプリをインストールしておくとスムーズな利用が可能です。

MIGITEスペース（SHIBAFUも）については貸切利用も可能！

WELAGOでは、事前予約制でスペースの貸切利用も可能です。ご利用を希望される際は必ずWELAGOの専用ページ をご覧いただき、スケジュールに余裕を持たせた上でご予約ください。

スペースレンタルの予約の流れですが、最初に事前利用者登録を行います。WELAGO事務局より利用者登録完了の連絡を受けたら、正式にスペース利用予約を行うことができます。必ず、事前利用者登録が必要となるので、その点についてはご注意ください。

利用については、1団体につき1回／月で連続4時間まで、ご予約希望日の30日前より予約可能です。利用可能時間は7時ー21時で、貸切利用についても料金は無料です。

皆さんが快適に利用できるように、マナーやルールを守った利用を心がけましょう。

多働海域コミュニティとは

そんなIzu-Oshima Co-Working Lab WELAGOですが、前述したように東京が持つ「世界的な都市部」と「自然溢れる島嶼部」という2つの魅力や価値を活かしていくことで、都市と地方の共存社会を描いていくというビジョンを掲げています。そんなビジョンの実現に向けて、WELAGOでは、「多働海域コミュニティ 」という名のコミュニティ運営を行っています。
興味のある方はぜひ、コワーキング利用とともにコミュニティへの参加も検討されてみてはいかがでしょうか？

また、WELAGOではコミュニティの活性化を目指して、定期的に創発イベントを企画・開催しています。コミュニティ参画者のビジネスやプロジェクトの成長はもちろん、新たな可能性を探究するためのプラットフォームとして、今後さまざまなメニューを展開していくとのことです。詳しくはWELAGOの公式サイト をご覧ください。

というわけで、「働く」をテーマに様々な可能性に向けたチャレンジを続けていく拠点・コミュニティとしてスタートしたWELAGOですが、ワーケーションの新たな拠点としてはもちろん、大島をさまざまな角度から楽しむ新たなスポットとしてぜひチェックしてみてください。

官民連携で取り組む新たな拠点

最後にWELAGOが生まれた背景についてご紹介します。「Izu-Oshima Co-Working Lab WELAGO」は、大島町椿公園に建つ低利用施設を活用してつくられました。当施設の改修を手がけたのは、ワークプレイス構築やビル資産価値の再構築、サードプレイス構築といった事業を展開している株式会社フロンティアコンサルティングです。フロンティアコンサルティングは本施設をサステナブル拠点として位置付けており、今回の施設改修とともに、大島町と「官民一体による地域活性、地域課題解決や地域創生に資する還元人口（地域出身者や地域に縁がある人々などのうち、地域への貢献意識が高く、個人が持つスキルや関係などの資源を積極的に地域に還元する人を対象とした人口と定義した言葉）の創出、地域と島外企業との関係づくりを目指して『多様な働き方による地域活性化に関する連携協定』を締結し、官民連携で取り組む島の新たな施設として運営をスタートしました。

開所式でのテープカットの様子

WELAGOは、東京が持つ「世界的な都市部」と「自然溢れる島嶼部」という2つの魅力を最大限に活かし、働く人々の創造的な循環を促していくコミュニティの創出を目指しながら、都市と地方が共存する社会を描くことで、サスティナブルな未来を描いていくという大きなビジョンを掲げています。大島が首都圏に最も近い離島として、また、東京の島として、都市と地方の価値や利点に注目し、双方の魅力を最大限に活用することで、「働く」をテーマに地域の可能性に向けて取り組んでいく、そんな創造的プロジェクトでもあるのです。