トロピカルフィッシュ、群れ、白い砂地、アーチ、ドロップオフ。ビギナーからベテランまで、誰でもきっと虜になる。
伊豆大島の水中には、火山が作り出した独特の地形が待っていることを知っていますか?
もし、まだダイバーではないあなたは、透明度の良い大島でダイバーデビューしてみるのもいいかもしれません。
灯台下暗し!?近すぎて気付かなかった伊豆大島の魅力がここに
東京から南に120キロ。
伊豆七島の中では最も大きく、最も東京から近い。東海汽船の高速ジェット船に乗ればわずか1時間45分で、もうそこは自然あふれる伊豆大島。伊豆大島の海を潜ったこと、ありますか?
「どうせ東京でしょ?」
「伊豆半島とそんなに変わらないでしょ?」
そう思ったあなた、騙されたと思って、是非一度伊豆大島の海を潜ってみてください。
スコンと25mはゆうに抜けた真っ青な大島ブルー、可愛いクマノミや大きなウミガメ、火山活動によって作られたダイナミックな地形や水中アーチ、手付かずのエリアに潜む巨大な魚たち。運が良ければ、ニタリやハンマーヘッドシャークも!?
百聞は一見に如かず、ぜひ大島の豊かな海の中を覗いてみてください!
あなたのまだ知らない伊豆大島がきっと見つかるはずです。
個性溢れる5つのビーチポイント「地形派、大物派、フォト派、マクロ派」どんな方でも楽しめます!
大島はビーチダイビングが主流で、個性豊かな5つのビーチポイントがダイバーに解放されています。一年を通じて24時間いつでも潜水可能。 強風や台風の時でも島影になるポイントは潜れる可能性が高いのが大島ダイビング最大の魅力です。
秋の浜や野田浜を代表する北部エリアは、南国を連想させるようなトロピカルフィッシュを始め、数多くの魚に出会えます。
特に大島で一番生物が豊富なことで有名な「秋の浜」は、見ているだけで癒される色の綺麗なクマノミやスズメダイの仲間など、ダイバー憧れの生き物がすぐそこという人気ポイント。ビーチダイブなのに沢山のソフトコーラルが見られるのも秋の浜の魅力ですね。
群れも多く、ダイビング1本があっという間に終了することは間違いなし。
じっくり生物を観察したい、写真を思う存分撮りたいといった、フォト派のダイバーにもオススメのスポットです。
魚だけでなく、例えば「野田浜」では水中アーチ、「ケイカイ」ではサッカースタジアムのような地形も楽しめます。また、「ケイカイ」や「王の浜」ではウミガメとの遭遇率が高いのも魅力のひとつです。
南部のポイント「トウシキ」は、火山島特有のダイナミックな地形が魅力。噴火によって流れ出た“溶岩”によって作り出されたアコーディオンを連想させる“柱状節理の壁”と呼ばれる壁に、ドロップオフ。「火山を潜る!」とはまさにこのこと。地形派ダイバーにはぜひ一度潜ってもらいたい魅惑のスポットです。
またボートダイブでは、10mを超える巨大アーチと火山口を思わせるような地形を潜る「八磯」や「景根」など、ダイナミックなジオダイブが楽しめるスポットもあります。バリエーション豊かで季節ごとにも違った顔を見せてくれるのが大島の魅力です。
一年を通じて飽きることなくダイビングを楽しむことができる大島。ぜひ一度潜ってみてください!
伊豆大島のダイビング情報
◎大島の海 : http://www.oshima-diving.org/diving.html
◎ショップ一覧 : http://www.oshima-diving.org/shop.html
◎ガイド一覧 : http://www.oshima-diving.org/guide.html
※情報提供:『大島ダイビング連絡協議会』(伊豆大島にある全てのダイビングサービスが所属する団体です)
【執筆者プロフィール】
稲生薫子 Kaoruko Inou
水中レポーター・モデル・ライター、MC、司会者。
日本、海外問わずどこへでも取材に行き、水中ではモデルとして写り込み、陸に上がればライターとして執筆活動を行う(モデライター)。
スキューバダイビングと海の総合サイト「Ocean+α(オーシャナ)」でも執筆中。
水中カメラマン・越智隆治氏のもと、クジラやイルカ・アシカ・バショウカジキなどの海獣たちと泳ぐツアーを担当。それがきっかけで、海獣と呼ばれる海洋ほ乳類に惹かれて続けている。
今一番やりたいことは世界中からの水中レポ―トで、密かな夢はカメラマン。
2014.2~2015.2伊豆大島観光大使「第23代ミス椿の女王」として伊豆大島のPRに従事。