富士山COLLECTION

誰もが愛する日本の風景をイメージしたときに必ずあがってくるもの、それは『富士山』ではないでしょうか。実は富士山の雄大且つ美しい姿は伊豆大島からも眺めることができます。伊豆大島から富士山までの距離は直線にして約91.3km。意外に近い距離にあるのです。

さて、伊豆大島は富士箱根伊豆国立公園に属していますが、その富士箱根伊豆国立公園指定80周年を記念して「富士山がある風景100選 」が選定されました。

“富士箱根伊豆国立公園は、平成28年2月に指定80周年を迎えました。これを機に、日本のシンボルでもある富士山の魅力をもっとお伝えするため、環境省と周辺の都県・市町村が中心となり、富士箱根伊豆国立公園指定80周年記念事業の一環として、富士箱根伊豆国立公園と周辺地域の代表的な富士山の展望地を“富士山がある風景100選”として選定しました。環境省Webサイトより 

『富士山がある風景100選』大島からは3地点選定

伊豆大島からは『三原山山頂口展望台 』『港の見える丘 』『万立浜 』の3地点が選出されています。今回は、こちらの3地点はもちろん、様々な場所で様々な表情が楽しめる”伊豆大島から眺める富士山”について写真を中心にご紹介したいと思います。


『三原山山頂口展望台』からの眺め


『港の見える丘』からの眺め、この日のように見えない日もあります…


『万立浜』より。夕暮れ時の富士山

裏砂漠から富士山を眺める

ここでしか見れない富士山の写真を撮りたい!という方におすすめなのが、裏砂漠からの富士山です。特徴的な裏砂漠の一面黒い大地の向こうに力強く聳える富士山の美しいシルエットは神々しい魅力に溢れています。

ちなみに、伊豆大島から眺める富士山のシルエットは左右対称でとても美しいです。関東方面から眺めると山腹の宝永火口を横から眺めることになるため稜線に凹凸が見られるのですが、伊豆大島からは宝永火口を正面から眺めることになるため、綺麗な稜線を描いた富士山を眺めることができます。なお、宝永火口は、1707年(宝永4年)に起きた宝永噴火によってできた富士山の一番最近の噴火です。大島から望遠レンズで富士山のぞくとこの火口がよく見えます。

ご利益ありそう!?鳥居越しに富士山を眺める

「富士山がある風景100選」の一つに数えられる『三原山山頂口展望台』からの富士山も見事ですが、もう少し足を伸ばして三原山中央火口丘を登ると様々な富士山の姿を眺めることができます。例えば、社殿に向かって下る参道が特徴の三原神社からの富士山。鳥居の中に富士山をおさめると、なんだかご利益がありそうな写真が撮れます。他にも鳥居の上に富士山を置いてみたり、色々とアングルを変えてみるのも楽しいですよ。

ゴジラ岩と富士山のコンビネーションをはじめ、三原山からの景色は人工物がほとんど見えないので、雄大でダイナミックなありのままの自然の風景が楽しめます。

夕暮れ時のグラデーションに浮かぶ富士山

『万立浜』を含むサンセットパームライン沿いから眺める富士山は島民にとって馴染みの風景です。海越しに大きく聳える綺麗な稜線を描く富士山。特に夕暮れ時の風景は美しいグラデーションとともに富士山のシルエットが浮かびあがり、まさに美しいの一言。いつまでもその移りゆく色合いを眺めていたくなるほど見事です。夕暮れ時以外にも行き交う船舶との組み合わせだったり、雲海に浮かぶ富士山だったり、その日、その時、その季節によって、実に多様な表情を見せてくれる富士山はまさに日本のシンボルであり、大島にとっても外せない大切な存在なのです。


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