離島ならではの魅力、それは「夕陽」
伊豆大島はご存知の通り離島です。海に囲まれた島では美しい夕陽を拝めるのも魅力のひとつではないでしょうか?というわけで、編集部が選ぶ伊豆大島絶景夕陽スポットをご紹介します。
ちなみに、今回の絶景夕陽スポットの選定条件ですが、伊豆大島に初めて訪れた方にも行きやすいように、“気軽に行ける”というところをポイントのひとつとしております。もちろん、知る人ぞ知る激レアスポットも存在しますが、そちらはまたの機会にご紹介できればと思います。
1.気軽に夕陽を楽しみたいなら「仲の原園地」
気軽に夕陽を楽しみたいのなら島の主要施設が集まる元町にほど近く、元町より徒歩でのアクセスも可能な仲の原園地がオススメです。
仲の原園地付近から伊豆大島最北端の野田浜までを結ぶサンセットパームライン沿いはどこも夕陽の絶景スポット。海岸沿いの遊歩道を散策しながらお気に入りの夕陽が眺められるポイントを見つけてみてください。
単純に夕陽を眺めるだけでも十分楽しめるのですが、例えば、夕陽に照らされた島の風景たちに目を向けることで普段とは異なった表情を見せてくれることも。周囲を見回して注意深く眺めて見るのもいいかもしれません。夕陽に煌めく波の動きや植物の輝きなど、意外なシーンに出会えるかもしれません。
仲の原園地
2.フォトジェニックに夕陽を楽しむなら野田浜の「バディーズベル」
さて、「仲の原園地」よりサンセットパームラインを北上すること約5キロに位置する「野田浜」は伊豆大島の最北端、こちらはダイバーに人気のダイビングスポットでBuddy’s Bell(バディーズベル)と呼ばれるダイバーの安全やパートナーとの信頼をテーマとしたモニュメントが設置されています。このバディーズベル、夕陽をバックに撮影すると、とても雰囲気ある写真が撮れるのでオススメです。
サンセットパームライン沿いは条件が良いと富士山も綺麗な姿を見せてくれるので、夕暮れ時は赤く染まった赤富士なんかも期待できます。望遠レンズで撮影することでかなり本格的な写真を撮ることができるので、ぜひチャレンジしてみてください。
野田浜園地
3.悠久の時の流れに想いを馳せる「砂の浜(さのはま)」
「砂の浜(さのはま)」は地層切断面より波浮港方面に徒歩で約20分、「砂の浜橋」を渡ると右手に見えてきます。バス停「砂の浜入り口」からは徒歩5分の場所にあります。
約1kmに渡って続く珍しい玄武岩の黒砂からなる印象的な弓状の美しい海岸です。
ブラックサンド(黒砂)の幻想的なビーチと黄金色に輝く夕陽とのコントラストはとても幻想的で思わず見入ってしまいます。また年間通じて波が強く押し寄せるので、迫力ある波音と波の動きに対してゆっくりと沈みゆく太陽との動きのコントラストもきっと心に響いてくるはずです。
また、砂の浜は人工物がほとんど確認できないので、太古に暮らしていた人も見ていたであろう同じ風景を目の前に、悠久の時の流れに想いを馳せるのもロマンがありますね。純粋に目の前の雄大な景色を楽しむ。そんな贅沢なひと時をぜひ味わってみてください。
砂の浜
4.夕陽も日の出もどちらもオッケーな「トウシキキャンプ場」
「トウシキキャンプ場」は島の最南端に位置し、美しい夕陽はもちろん、日の出も見ることができるスポット。いたるところに火山による特徴的な地形が見られ、ダイナミックな景観とともに夕陽を満喫することができます。
キャンプ場だから、現地に滞在することで、夕陽と満天の星、そして、日の出までを一度に楽しむことができる贅沢なポイントとも言えます。
トウシキキャンプ場
5.通は夕陽を間接的に楽しむ!?「地層切断面」
最後にご紹介するのは伊豆大島が誇るジオスポット「地層切断面」です。ここからも沈みゆく夕陽を眺めることができるのですが、こちらでは是非、夕陽に照らされた“地層切断面”をご覧頂けたらと思います。それはまるで黄金色に輝く見事なバームクーヘン、もしくは、じっくり焼かれた三枚肉のよう(笑)。
地層切断面
おわりに
いかがでしたか?今回は伊豆大島に初めて訪れた方にも行きやすい場所にしぼって夕陽の絶景スポットをご紹介しました。まだまだご紹介したい絶景夕陽スポットは存在しますが、それはまたの機会に。鮮やかに変化する伊豆大島の夕暮れ時、毎日異なる表情を見せてくれるので、本当に飽きません。最高のひと時をぜひ大切な方と体感しにいらしてください。