一人旅に挑戦したいけど、なかなか実行に踏み出せない都内暮らしの女子大生に向けて、一人旅の楽しさや魅力を伝えつつ、一人旅に踏み出すきっかけをつくろうと取り組む学生さんたちがいます。

伊豆大島ナビ宛に届いた１通のメールをきっかけにはじまった当プロジェクト。当初は大学のゼミ内での取り組みでしたが、ゼミが終了した今も継続的にツアー化目指して取り組んでくれています。

今回はそんな彼女たちが現地視察を通じて体感した1泊2日の大島旅をお届けします。

この日の到着港は「元町港」。大島では今回到着した島の西側中心部の「元町港」と北部の「岡田港」の2つの港があって、その日の海上模様や風の状況などから当日の出帆港を決定しています。

港に降り立つと、目の前になだらかに横たわる三原山がまるで両手を大きく広げているかのように迎えてくれて、その雄大さにまず目を奪われます。元町港は外洋に面した港で開放感抜群。「あぁ、島にきたんだ」って実感できる感じがします。一方、岡田港は静かな漁村の雰囲気を残したこちらもまた雰囲気があって素敵な港です。

島の特産品「椿」を使った創作体験

今回は椿の実（殻）を使ってヘアゴムやフォトフレームをつくるワークショップを体験しました。大島は椿や椿油が有名でよく知られていますが、「KARARA 」という名前で創作活動を行なっている杉本美佳さんは、その椿の実（殻）や種を収集して素材として利用しています。

素材として使用できるまでには多くの手間と時間をかけて丁寧に下準備を行なう必要があり、椿愛がないとできないような大変なお仕事です。美しく生まれ変わった椿の殻を見ていると椿が島の人に愛されていることを感じます。

今回、彼女たちがセレクトしたのはフォトフレームづくり。最初に木のフレームを選んで、そこに自由に椿の実（殻）や種を配置、接着していきます。一気に配置を決めてどんどん進めていく人、じっくり悩みながら少しずつ進めていく人、配置すら決めずに感覚でどんどん進めていく人、三者三様それぞれのやり方で進んでいく様子が見ていて面白い。

自然の素材から作られる作品は表情が豊かで優しい感じがしてとても素敵です。自分だけの作品になるから愛着も大いに湧いてくる。美佳さんの椿にまつわるお話も愛があって素敵、椿の島で体験した豊かな時間でした。

島の定番アクティビティー「釣り」に挑戦！

続いて体験したのは「釣り」。
島といえば、そう、釣りでしょう！ということで、釣りが得意で生粋の島っこである“かっちん”こと杉山克己さんに釣りガイドをお願いしました。

かっちん曰く、よく釣れるのは暗くなってからの時間帯と早朝とのことですが、今回は行程上日中しか時間が取れず、日中の釣りをオーダーしていました。

釣りの体験がほとんどない学生さんたちでもすぐに楽しめちゃうほど、かっちんの釣りガイドは分かりやすくて、さらによく釣れちゃうもんだから皆テンションも上がって、大盛り上がりでした！

釣れたのは、伊豆諸島ならではでとても美味しい魚「タカベ」やお馴染みの「サバ」など、これを今夜のBBQでいただきます！

みんな大好き！『BBQ♫』

島内の商店や肉屋さんで買い出しをして、さぁBBQの準備開始です！
材料の下準備をしたり、火起こししたり、みんなでわいわい準備するのは楽しい。今日釣った魚も捌き方を教えてもらいながら恐る恐る下処理することができました。こうやって新しい経験を積むとダイレクトに成長を感じられるから大きな充実感が得られますね。

釣りガイドをしてくれたかっちんからいただいた“赤いか”もお刺身用にスライスしたり、焼き用に下処理をしました！

今回お世話になった宿は、風情あるまちなみや素敵なカフェや個性的なゲストハウスが集まる波浮港地区にある「青とサイダー 」さん。青とサイダーのオーナーは隣で高林商店という酒屋も営んでいて、その裏庭には素敵な屋外スペースが広がっています。今夜はこちらでBBQを楽しませていただきました。

開放感あふれるおしゃれなスペースで楽しむBBQ、最高の食材と愉快な仲間たち。夕暮れ時の空のグラデーションがさらにドラマチックに演出してくれて最高のひとときでした。デッキスペースにはファイヤーピットも設置されていて、焚き火の炎の揺らぎを眺めながら食材を美味しくいただいたり、仲間との語らいを楽しんだり、今日島で過ごしたことを振り返りながら、島旅の魅力を十分に満喫しました！

引き続き、ツアー化を目指します！

というわけで、引き続き女子大生をターゲットにした旅行プランを企画する『女子大生一人旅応援プロジェクト』に取り組んでいきますので、あたたかく見守っていただけたら幸いです。