常春の椿の島『伊豆大島』へ

東京から高速船で1時間45分。そこは椿の楽園。

大島公園「椿園」には赤・ピンク・白・マーブル...同じ椿の花を探すのが困難なほど種類がある。大きな雄しべを守るように花びらがあって、重さで今にも落ちそうな姿でしっかりと枝についている。厚く濃い葉はあたたかい日に照らされ輝いている。それは椿油のつやを連想させてくれる。

厚葉木(あつばき)がなまったと言われる「つばき」は「木に春」と書く。まさに春が寄り添う様を、椿は力強く表していた。

世界へと旅立ったヤブツバキ

日本原種のヤブツバキが400年ほど前に海を渡り世界に広まったそうだ。
アメリカでは園芸品種数千を数えるほど発展。そして現在では欧米などで品種改良された洋種椿が日本に入り、多種多様な椿を見ることができる。

東京都立大島公園 椿園

大島公園の椿園は約7haの敷地面積に椿の園芸品種約1,000種、3,200本、ヤブツバキ(自生種)約5,000本を有する日本で最大級の椿園です。2016年2月に中国の大理で開かれた国際ツバキ協会の理事会で都立大島公園をはじめ、都立大島高校、椿花ガーデンの3園が「国際優秀つばき園」に認定されました。

「国際優秀つばき園」は国際ツバキ協会が認定する優秀な椿園で、展示されている品種が200種以上、優秀な管理、継続的な運営などの基準をクリアした椿園に与えられる権威あるものです。2018年現在、世界で約50箇所が認定されており、その中の3園が伊豆大島、さらに3園同時認定というのは極めて稀なことです。

椿資料館

東京都立大島公園内に建つ「椿資料館」には、江戸時代の絵巻「百椿図」のレプリカや、大島の古い地層から出土した椿の葉の化石を始め、島のくらしや文化、そして科学的側面から見た椿にまつわる品や資料が展示されています。また、資料館の中央スペースにはヤブツバキを中心に、園芸品種の数々のドライフラワーが美しく展示されています。特に毎年1月下旬から3月下旬まで開催される椿まつり期間中は切花が展示され、美しい椿の花々を楽しむことができます。

東京都立大島公園 椿園・椿資料館

〒100-0103
東京都大島町泉津福重

04992-2-9111
営業時間:通年 8:30~16:30
入館料:無料
WEBサイト

交通のご案内
到着港(元町港・岡田港)または大島空港より、大島公園行バスにて終点下車

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