地形を活かした動物園
伊豆大島は火山島。
地球の息吹を感じる場所。ここ大島公園動物園では溶岩の地形をそのまま残したダイナミックな景観の中、動物達がのんびり過ごしています。
鳥の楽園は島にありました
大島公園動物園のフライングケージは約53m×42m×13mという日本でも屈指の大きさ。そんな巨大空間の中に池や湿地帯、丘陵地帯等の地形が作られ、さまざまな鳥たちを観察することができます。動物達の愛くるしい姿やしぐさを眺めていると時間を忘れてしまいます。鳥類の他にもワラビーやカピバラなどの姿も見られ、盛りだくさん。
ここフライングケージにいるのは主に15種の鳥達。群れをなすフラミンゴ、カモ、オシドリ、クジャク、その他にも日本の天然記念物に指定されているカラスバト等、色とりどりの鳥が舞う巨大な鳥かご。
動物達を身近に感じる
東京都立大島公園の一部である動物園は、昭和10年に開園。
目玉の一つであるフライングケージは日本で一、二を争う規模。動物達とふれあえる「なかよし広場」をはじめ、ほとんどの動物達を手に届く距離で見ることができるのです。
この動物園では、持参した葉物野菜をエサとして持ち込みが認められています(一部の限られた動物のみ)。そうした動物園は今では少ないそうです。
海と山。まわりの自然を一緒に感じながら楽しめる動物園だからか動物達もどこかのんびり。そして、どこか懐かしさを感じられずにはいられない、そんな動物園です。
小動物とのふれあいに癒される
※現在は感染症や動物福祉の観点から、動物をひざに乗せるスタイルではなく、ワゴンに乗った状態のウサギやモルモットを少し触れてもらう形式に変更しています
園内「なかよし広場」では、毎週土曜は13:15〜14:00、日曜日は11:00〜11:45まで、モルモットなどの小動物とふれあうことができる「ふれあい」イベントが開催されています。モフモフっとしたとっても可愛らしい小動物たちをひざの上に乗せてやさしく撫でてあげれば、たちまち癒されることでしょう。
幸運を呼ぶ羽!?
1本の羽が根元から2本に分かれているエミューの羽。
何千種類という鳥がいる中でエミューだけに見られる唯一の形だとか。ニュージーランドでは縁結びのお守りや友愛の証に贈る風習があるそう。なんともステキな風習ですね。
ここ大島公園動物園にもエミューが暮らしています。幸運を呼ぶ羽が足元に落ちてる!?なんてこともあるかも。
知られざる動物園の役割-ズーストックについて
飼育下で繁殖させるべき希少な動物をズーストック種に位置づけ、計画的に繁殖。東京都の各園(都内5園)で役割分担を決めているそうです。大島公園の担当は、「アルダブラゾウガメ」「カラスバト」「ハワイガン」。(東京都立大島公園パンフレットより)
来園記念に特製缶バッジをもらおう!
大島公園動物園の入り口横にあるインフォメーションセンター(大島公園事務所)では、来園記念特製缶バッジがもらえます(一人につき一個)。缶バッジには動物園のロゴマークや園内の動物たちの写真が入ったものなど、種類も豊富だから、選ぶのも楽しくて、ついつい迷ってしまいます。是非、お気に入りの一個を見つけてお持ち帰り下さい。
東京都立大島公園 動物園
〒100-0103
東京都大島町泉津字福重3号
04992-2-9111
営業時間:通年 9:00~17:00
入園料金:無料
WEBサイト
交通のご案内
到着港(元町港・岡田港)または大島空港より、大島公園行バスにて終点下車、徒歩2分