Be Creative!は伊豆大島を題材にした作品やプロジェクトをご紹介していくコーナーです。
今回のBe Creative!はイラストレーターのAndrew Joyce(アンドリュー・ジョイス)さんの作品をご紹介します。
アンドリューさんは、イギリス出身で日本に住んで10年になるそうです。彼のイラストレーションはシンプルな形とメリハリのある配色、そして明確な線が特徴。仕事は日本のみならず、母国イギリスをはじめとした世界にもおよび、大手企業からの依頼も多い。もしかしたらどこかで彼の作品を目にしている方もいるかもしれません。
今回はそんなアンドリューさんに伊豆大島を題材に描かれたイラストレーション作品についてお伺いします。
編集部
アンドリューさん、こんにちは!まずは自己紹介をお願いします。
アンドリューさん
こんにちは!イギリス出身で、今は東京に住んでいるイラストレーターです。
世界中のクライアントのためにイラストを描き、カラフルで明るく楽しいイラストを心がけています。
旅をしたり、新しい場所を探索することが大好きなので、できる限りそれをイラストレーションの仕事に取り入れるようにしています。
私は日本に住んで10年になりますが、その間、できるだけ多くのものを見るようにしています。
編集部
なるほど、アンドリューさんのクリエイティブな発想の源は「旅」なんですね!
とても可愛らしいイラストで大人から子供まで幅広い世代に愛されそうな作品ですね。シンプルな中にユニークさもあって素敵です!
イラストレーターを目指されたきっかけを教えてもらえますか?
アンドリューさん
ありがとうございます!気に入っていただけたようで嬉しいです。
実は、20代になるまでイラストレーターという仕事があることすら知らなかったんです!小さい頃から絵を描いていたので、趣味で描いていました。
私の友人が先にイラストレーターになっていたのですが、その時に「一日中絵を描いてお金をもらえる仕事ができるんだ!」と気付きました。
その頃は日本に住んでいたので、イギリスに戻って、イラストレーションの仕事を学ぶために大学に入学しました。
編集部
好きなことを仕事にするには地道な努力の積み重ねが必要で簡単なことではないと思います。それにしても、その行動力、素晴らしいですね!
ところで、今回ご紹介する作品は伊豆大島を題材としていますが、伊豆大島には何度か訪れたことがあるのですか?また、実際に伊豆大島を訪れてみていかがでしたか?
アンドリューさん
私はまだ一度しか行ったことがありませんが(今のところ)、過去に他の伊豆諸島にも行ったことがあります。
大島では素晴らしい場所にも行けましたし、素敵な人たちにも出会えましたし、また行きたいと思っています。
そして、大島が大好きです!
素晴らしい地元の居酒屋に行ったり、美しい景色を見たり、素晴らしい火山に登ったり、歴史を感じられる魅力的な港町を歩いたりしました。毎日新しいことができて、とても楽しかったです。
家族がいるので、子供を連れて自然と素晴らしい地の食べ物を楽しむには最適な場所だと思います。家族に島を案内するのを楽しみにしています。
編集部
ぜひぜひ、今度はご家族でいらしてください!
今回の作品ですが、椿やあんこさん、地層切断面からジェットフォイルまで、本当に愛らしいイラストたちですね!
シンプル且つ明確に描かれた線とメリハリの効いた配色、それぞれのイラストがリズミカルに配置されていて、作品を眺めているとなんだかスッキリとした気分になります。
笑
今回の作品ですが、描く対象のセレクトやイラストの配置(レイアウト)はどのように決めていったのですか?
アンドリューさん
旅行中は写真を撮ったり、スケッチブックに絵を描いたりするのが好きです。大島旅行では、食べ物、建物、花、美しい景色を写真に撮っていました。そこで面白いと思ったものをスケッチブックに描いていました。
東京に帰ってきてからは、その写真とスケッチを眺めながら大島の思い出(花、地層、あんこさんなど)を描きました。
それらの絵をひとつにまとめて、大島を人々に紹介したいと思っていたので、Tシャツにしてみました。
みんなに喜んでもらえて嬉しいですし、これからもいろいろやっていきたいと思います。
編集部
大島をプロモーションして頂きありがとうございます!
今回の作品は医療関係者をはじめ、新型コロナウイルス感染症の影響で戦っている方たちへのチャリティの役割も担っているとお聞きしました。参加されているチャリティについて、詳しく教えてください。
アンドリューさん
私は他のクリエイターと協力して、日本や世界のチャリティーやコミュニティを支援するために活動しています。
COVID-19と戦う最前線の労働者のためにチャリティーに協力したり、企業と協力してロックダウンに苦しむ人々のためのアクティビティブックを作成したりしてきました。
COVID-19とは別に、私は「PHOTOHOKU(フォトホク)」と呼ばれる3.11で被災した家族を支援するチャリティーを手伝うことができました。この団体は、被災した家族を純粋に助けたいと思っている、驚くほど思いやりのある人々によって運営されています。
編集部
クリエイティブを世の中の課題解決に役立てたり、サポートする活動は本当に素晴らしいことだと思います。みんな前向きになれますし、前に進む勇気をもらえます。そんな活動に積極的に関わられているアンドリューさんのようなクリエイターさんがこれからの社会を変えていくと個人的には思っています。
そして、Tシャツ、とっても素敵です!早速欲しくなりました!!
お気に入りのTシャツを着て、社会貢献まで出来るなんて素晴らしいです。
こちらのTシャツは伊豆諸島のインバウンドプロジェクト・Tokyo Islandsさん(http://tokyoislands.jp)とのコラボ商品とお聞きしました。
Tokyo
Islandsさんといえば、インバウンド向けの伊豆諸島コンテンツを発信されていますが、アンドリューさんから見て、伊豆諸島は外国の方々から見てどのような印象を抱かれると思いますか?
アンドリューさん
私が初めて日本に来たとき、伊豆諸島のことを知っている人はあまりいませんでした。旅行の本の中の小さなコーナーにしか載っていませんでした。しかし今では、Tokyo
Islandsのようなウェブサイトのおかげで、外国人が伊豆諸島をもっと発見する機会が増えたと思います。
東京からこんなに近くに、自然がいっぱいの美しい島があり、水が澄んでいて、美しいビーチがあることに驚いていると思います。東京というと、ビルやネオンで埋め尽くされた巨大な都市というイメージがありますが、それ以外にもたくさんのことがあるということを知ることは、外国人にとっては嬉しい驚きですよね。
編集部
そう言っていただけると、とっても嬉しいですし、なんだか誇らしく思います。笑
最後に、アンドリューさんが感じられた伊豆大島の魅力について教えてください。
アンドリューさん
とても素晴らしいです!美しい自然、美味しい食べ物、素晴らしい景色、そしてフレンドリーな人々。日本でのお気に入りの思い出の一つで、また来るのが待ち遠しいです。
編集部
ぜひ、またいらしてください!お待ちしております!!
ありがとうございました!!
プロフィール
\あわせてチェック!/
Tシャツ 伊豆大島(nomore)
今回ご紹介したTシャツの販売サイトをご紹介!
クリエイターたちによるチャリティーグッズを販売されている「nomore」さんにて、今回ご紹介したアンドリューさんによる伊豆大島Tシャツが販売中。
新型コロナウイルス感染症で不安に過ごす方々へおうちで過ごす時間が少しでも良い時間になりますように、との願いとともにグッズの売上利益は「国境なき医師団」へ寄付されるとのことです。気になった方は是非チェックしてみてください。
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