肉厚の身と濃厚な旨味が最高の赤イカ、アオリイカ
今回ご紹介するのは、イカ。
伊豆大島においてもさまざまなイカが獲れます。中でもごちそうは「赤イカ」。
標準和名はケンサキイカといい、春から夏が旬です。赤い色をしていることから島では赤イカと呼んでいます。
赤イカは身が肉厚で、旨味が凝縮された大変美味しいイカです。
もうひとつ忘れてはならないのが「アオリイカ」です。こちらも赤イカに負けず劣らずの美味で多くの人に愛されています。
どちらのイカも春先にまだ身が小さいタカベなどの魚を追いかけて港などに入って来る為、そこを狙って釣りをする釣り人が多いようです。
イカの栄養成分の主体はたんぱく質、コレステロール降下作用のあるタウリンを多く含んでいるため、肝臓の働きを助け、肝機能を高める働きがあるとされており、美しい上に栄養も豊富な、とても有り難いごちそうです。
鮮度の良さを活かしてお刺身で!
やはり、オススメはお刺身です。
鮮度抜群のイカは身の弾力が強く、食感も豊かな上、上品な甘みと旨味を存分に味わうことができます。
島では青唐辛子が効いた醤油をつけていただきます。口に含んだ瞬間、目を閉じて、しばし幸せを噛みしめる...。そんな行動を無意識にしてしまうほどの美味さです。
もちろん、寿司ネタとしても最高です。
口に含んだ瞬間のスルッとした食感、噛みしめた時の弾力、そして、口の中に広がる旨味とやがてトロッとした甘みが広がり、絶妙なハーモニーを奏でます。
新鮮なイカはどんなごちそうにも負けない最高のパフォーマンスを発揮する極上食材です。
お酒のおつまみなら、イカの剣先の部分を細く切って、ネギとポン酢で和えれば、さっぱりといただくことができます。
イカの甘みと旨味は島焼酎はもちろん、日本酒などの醸造酒にもよく合います。
もうひとつ、是非お試しいただきたいのが、卵黄とのコラボレーションです。
新鮮な獲れたてのイカの上に丸々とした卵黄がのった構図、日本人なら誰もがそそる構図ではないでしょうか?
いかにも美味しそうなのがお分かり頂けるかと思います。
醤油ベースの特製ダレとともに豪快にかきまぜて、炊きたての白いご飯の上にのせれば、間違いなしです。
さぁ、一気にかき込んで、極上の旨味と幸せを噛みしめましょう!
洋風のお料理にもよく合います。
イカはイタリアンをはじめとした洋風のお料理にもよく合います。
例えばにんにくやハーブ等の香味食材で香りをつけたオイルと炒めてアヒージョにしたり、パスタと和えてぺペロンチーノにしたり、さらにイカ墨と和えれば、絶品イカ墨パスタも楽しめますよ!
というわけで、春から夏が旬のイカ。島の居酒屋さんや食堂できっと旬の食材としてオススメメニューに登場しているはずなので、お店の人に尋ねてみてください。
伊豆大島の旬の恵みを是非、ご賞味ください!!