べっこう

べっこうとは?

伊豆諸島の郷土料理として知られているべっこう。
唐辛子醤油につけた魚の切り身が、つややかなべっ甲色になるためそう呼ばれる。
旬の魚を島とうがらし醤油に漬ける。それは先人たちが離島という環境のなかで考え出した保存食でもあるのです。その味は代々受け継がれ、家庭やお店により異なり、それぞれの味がある。

決め手はピリッと島とうがらし

普通のとうがらしより太くて短く辛みの強い島とうがらし。これを醤油に漬け込んで唐辛子醤油にします。伊豆大島ではお刺身を食べる際、わさびではなく青唐辛子をちょっとつぶして辛みを移した醤油につけて食べたりします。今回の島のごちそう「べっこう」も唐辛子醤油に白身魚等を漬け込んでいただくのです。

べっこうのつくりかた

べっこうのつくりかたはとっても簡単。だって、お好みのお魚の切り身を特製の唐辛子醤油に漬けるだけ、ですから。
今回は、べっこう寿司を作ってみました。
酢飯の甘みと唐辛子のピリッとした辛み、そして魚の旨味が重なり、とっても美味!もう、やみつきですよー!

1.唐辛子醤油に白身魚等の切り身を漬け込みます。漬け込み時間は家庭やお店によってさまざまですが、だいたい20分から30分といったところでしょうか。
また、唐辛子醤油についてもお酒が入っていたり、みりんをちょっと足していたりさまざま。

2.シャリを用意します。あらかじめお好みの大きさに握っておくとよいでしょう。

3.あとはシャリに漬け込んだ魚の切り身をのせて握ります。

ハイ!完成!さぁ、美味しく頂きましょう!

とうがらし醤油をつくってみよう

醤油にお好みの量の青唐辛子をそのまま入れて、2週間ほど寝かせれば完成です。

刺激的な辛みをお求めの方は青唐辛子を輪切りにしたものを少々入れてもよいでしょう。ただし、とっても強い辛みが出るので、入れる量は要注意ですよー!

おみやげにいかが?

まずはお手軽に唐辛子醤油を味わってみたい。
そんな方には、伊豆大島のお土産屋さんや商店等で『唐辛子醤油』を取り扱っているので、是非、お土産にどうぞ。
醤油との相性バッチリな島とうがらしの独特な風味・辛味・旨味をお楽しみください。

ここで、そんな島とうがらしを使った商品を伊豆大島で製造されているTARO’sさんのご紹介ムービーをどうぞ。

「もっとお客さんに自分たちの商品について知ってほしい」
「自分たちのこだわりを映像に残したい」

そんなお店の想いを形にする『てらすfilm』さん制作による素敵なムービーです。

その場所で、その人たちがこだわり、そこにしかない「かっこいい」を映像にしている、そんな『てらすfilm』さんのチャンネルはこちら をご覧ください。