伊豆大島は『大地の公園』!
伊豆大島は2010年9月14日に日本ジオパークに認定されました。
ジオパークは世界自然遺産と並ぶ、ユネスコが支援する取り組みです。
伊豆大島は地球と生命の関わりを、楽しくわかりやすく学べる素晴らしい自然の島。
あなたも、地球のこともっと深く知ってみませんか?
ジオパークって何?
そもそもジオパークって何でしょう?
ジオパークとは『大地の公園』。
目の前に見える風景はどのようにしてできたのだろう?
そんな疑問から始まって、大地の歴史を知り、目の前に広がる自然を見て感じることで、地球と生命のつながりを知り、そして、楽しく学ぶことができる貴重な場所。
そして、世界遺産と並ぶ、ユネスコが支援する取り組みなのです。
では、世界遺産とどこが異なるのでしょう?
世界自然遺産は貴重な自然を保護することが目的。つまり、その指定地域の開発行為は禁止されています。
一方、ジオパークは貴重な自然の価値を地域全体で学び、活用し、地域を元気にすることで、皆の力で自然を守っていくことが目的なのです。つまり、その地域の振興のための開発行為を認めているのです。
伊豆大島は地球と生命の関わりを楽しく学べる素晴らしい自然の島なのです。
島の中央にそびえる三原山は玄武岩のやわらかいサラサラな溶岩が特徴。
そんな性質から、三原山はなだらかな女性的なラインを描いている。
認定ジオガイドと一緒に島を巡ろう!
伊豆大島ジオパーク認定ジオガイドのご紹介
伊豆大島ジオパークでは、伊豆大島ジオパーク推進委員会より認定されたジオガイドさんがいます。それぞれの持ち味を活かしたガイドを通じて伊豆大島の隠れた魅力や独自性について知ることができます。一緒に島を巡ってみませんか?
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大自然を感じるよろこび、ジオパークを歩く!
伊豆大島は島全体が活火山。その中でも島の中央に位置する『三原山』は、島民に御神火様として崇められてきた、まさにシンボルともいえる山です。今回はそんな三原山へトレッキングに出掛けます!
国土地理院が発行する地図に日本で唯一「砂漠」と表記
「裏砂漠」は国土地理院が発行する地図に唯一「砂漠」と表記された場所です。伊豆大島の象徴ともいえる三原山の度重なる噴火によって降り注いだマグマのしぶきが大地を焼き、植物を燃やし、一面黒い世界を作り上げています。噴火後も風が強く吹きぬける場所であるため、植物が定着しにくく、いわゆる“砂漠”的な光景がひろがっています。
世界的にも貴重な火山専門の博物館
1986年の伊豆大島の噴火の記録を中心に、伊豆大島火山の歴史や火山噴火のしくみ、火山災害の種類とメカニズム、監視・観測体制や防災対策、日本や世界の主な火山について学べる火山専門の博物館です。
突如あらわれる、大地の年輪
島の南西部、沿岸を行く大島一周道路を走っていると、ひときわ目を引く見事な地層の縞模様が突如あらわれます。高さ約24メートル、長さ630メートルの圧倒的スケールの地層の断面が私たちに驚きと感動を与えてくれます。
太古から続く幻想的なブラックサンドビーチ
伊豆大島は現在も活動を続ける火山島で、大部分の海岸は溶岩流がつくった磯からなるのですが、ところどころに砂浜もあります。なかでも「砂の浜(さのはま)」は約1kmに渡って続く珍しい玄武岩の黒砂からなる印象的な弓状の美しい海岸です。